.svgや.dxfファイルをCricut Design Spaceにアップロードすると、次のエラーメッセージが表示される場合があります:「ファイルにはサポートされていない要素が含まれています。最適な結果を得るために、別のファイル形式を使用してください。」このエラーに関する説明と解決方法については、以下の内容をご覧ください。
サポートされていないとはどういうことですか?
- パターンフィル-.svgや.dxfファイルは、Cricut Design Space画像のアップロードでエクスポートされる際、パターンフィルを含むことができません。
- 説明-パターンフィルは、均一色以外での図形の塗りつぶしです。色勾配、テクスチャー、柄、画像、写真はどれもその例です。これにより、Cricut Design Spaceが、図形を色に基づいて異なるレイヤーに区分してしまうことを防ぎます。
- 解決方法-ファイルを.jpg、.bmp、.gif、.png形式でエクスポートします。これにより、図形をCricut Design Spaceにアップロードすることが可能になります。ファイルは、ベクトルファイル(.svgや.dxf)のように個々の色にレイヤー化されません。単一のレイヤードオブジェクトとなるので、Cricutマシンの「印刷してカット」の機能により、ホームプリンターで印刷してカットすることができます。
- クリッピングパス-.svgや.dxfファイルは、Cricut Design Space画像のアップロードでエクスポートされる際、クリッピングパスを含むことができません。
- 説明-クリップパスは全体でレイヤー化された複数の図形であるため、1つの図形が他の図形をマスキングしたりクリップしたりします。ある円が正方形の一部をマスキングしたことにより、そこにジグソーパズルのピースのような図形が新たにできている様子をイメージしてください。こうしたジグソーパズル状態のピースは他のピースと重なることがほとんどない図形をしているので、アップロードをしてもCricut Design Spaceでは認識できないのです。
- 解決方法1-求められる最終結果として図形が均一色で塗りつぶされるのであれば、お好みのデザインプログラム内のツールを使用して画像を1つの図形に単調化します。複数の図形を1つの形式にマージすることで、デザインを変更せずに.svgや.dxfとしてアップロードできます。
- Adobe Illustratorでは、パスファインダーパネルのツールでクリッピングパスを単一の図形に変換できます。
- CorelDrawでは、画像やビットマップファイルと重なる図形にのみPowerClip機能が使用されます。この場合、基本的な塗りつぶしですべての図形を単一の図形に単調化することができなくなります。他の解決方法については、以下の解決方法2をご覧ください。
- 解決方法2:画像、写真、あるいは均一色で塗りつぶされていないあらゆる図形に対してクリッピングマスクを使用している場合、.jpg、.bmp、.gif、.png形式でファイルをエクスポートします。これにより、図形をCricut Design Spaceにアップロードすることが可能になります。ファイルは、ベクトルファイル(.svgや.dxf)のように個々の色にレイヤー化されません。単一のレイヤードオブジェクトとなるので、Cricutマシンの「印刷してカット」の機能により、ホームプリンターで印刷してカットすることができます。
- テキスト-.svgや.dxfファイルは、Cricut Design Space画像のアップロードでエクスポートされる際、編集可能なテキストを含むことができません。
- 説明-テキストは1つの図形に変換してから、Cricut Design Spaceに送信する必要があります。
- 解決方法-ファイルをエクスポートする前に、テキストを選択し、Adobe Illustratorの「アウトライン作成」やCorel Drawの「曲線に変換」を使用して、テキストを変換します。これにより、編集可能なテキストは、体裁を変えることなく一連の一式の図形に変わります。これであなたが作成したものは.svgや.dxfファイルとしてエクスポートできます。
- リンクされた画像 -.svgや.dxfファイルは、Cricut Design Space画像のアップロードでエクスポートされる際、リンクされた画像を含めることができません。
- 説明-リンクされた画像は、画像自体がファイルに埋め込まれていないからです。ファイルが含んでいるのは他の場所に保存されている画像へのリンクになります(これにより、ファイルサイズが小さく保たれています)。ですので、Cricut Design Spaceでは、画像をアップロードしようとすると、ファイルにリンクされている画像を読み取ることができないのです。
- 解決方法1:画像をファイルに埋め込みます。これは、他の.svgや.dxfファイルにリンクされている場合のみ可能です。Adobe Illustratorのリンクパネルで「画像の埋め込み」ツールを使用し、CorelDrawのリンクパネルで画像のリンク解除または「リンク解除」ツールを使用します。これにより外部リンクが取り除かれ、ファイルが1つにまとめられます。これであなたが作成したものは.svgや.dxfファイルとしてエクスポートできます。
- 解決方法2-ファイルを.jpg、.bmp、.gif、.png形式でエクスポートします。これにより、画像をCricut Design Spaceにアップロードすることが可能になります。ファイルは、ベクトルファイル(.svgや.dxf)のように個々の色にレイヤー化されません。単一のレイヤードオブジェクトとなるので、Cricutマシンの「印刷してカット」の機能により、ホームプリンターで印刷してカットすることができます。.svgや.dxf以外のあらゆる形式の画像にリンクされている場合、この方法でお試しください。
- サポートされていない埋め込み画像-.svgや.dxfファイルは、Cricut Design Space画像のアップロードの際、非ベクトルファイルを含むことができません。
- 説明-.svgと.dxfファイルはベクトル形式であり、Cricut Design Spaceではこれらを使用して、色に基づいてレイヤー分けするカットファイルを作成しています。そのため、ファイルに画像、写真、勾配が含まれている場合、Cricut Design Spaceでは、各図形や色の個々のレイヤーを持つファイルを作成することができなくなります。
- 解決方法-ファイルを.jpg、.bmp、.gif、.png形式でエクスポートします。これにより、図形をCricut Design Spaceにアップロードすることが可能になります。ファイルは、ベクトルファイル(.svgや.dxf)のように個々の色にレイヤー化されません。単一のレイヤードオブジェクトとなるので、Cricutマシンの「印刷してカット」の機能により、ホームプリンターで印刷してカットすることができます。